文化を纏う着物
昨日は骨董市のレポートでした。骨董市に並ぶ物といえば、古美術品が中心で、生活に根ざした時代のものが並びますね。
その中に着物もあります。 洋服はアンティークなどが出ていたりもしますが、着物と同じ年代の小物など並ぶとその時代に行ったかのよう。
日本が長年にわたって衣食住の中に精神的な価値観を育ませた品々の中にある着物も、年代によっては贅沢品であり普段着でもあったわけで。
着物を纏うことは日本の文化を纏うこと。
2020年に起きた時代の転換期。風の時代。 これまで効率重視で進んできた時代と対照的にあるのが、手間のかかること。自然に寄り添った暮らし。
どちらも貴重な価値のある物ですが、このままでは正絹の着物が廃れていってしまいます。物凄いスピードで後継者がいなくなっています。
職人はすぐには育たないから。多くの方が着物の美しさには気がついているけれど、どこか遠いのも事実。
ズボラな性格でも着て楽しければいいじゃないですか! という思いで、いかに楽しく楽に着るか。現代人はただでさえ全員忙しいですよね?
マインドフルネスさえも、時間を確保しなければ難しい現代。
着物を着る行為は、自分自身と向き合う、自分に手をかけることで自己の立ち位置を確認できる大事な愛の時間にもなります。
こうあらねば、の概念で着物を着るのではなく、生活の中に自分らしさを加えた装いを見つけていくと生まれるのは唯一無二の私。
自分に愛を向けて着たのが相手にも伝わるので、褒められ喜ばれることに。着物を着たいという方が増えれば良い循環が生まれます。
そこがうちのミッションであり、着物美人を増やしたい。 rikiankimonoとは、凛着庵。自分らしい装いで居心地よくくつろぐ私。がコンセプトです。
いい悪い。できるできないを手放して、内面から変化して現実を変えていけると信じています✨
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